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鉛筆デッサンでの基礎と応用


基礎を鉛筆デッサンで身につけるとは、どういう事なのか。 絵を習い始めた生徒さんに、(早く楽しく描いてもらいたい!)と日頃から思っているのですが 「先ずは鉛筆デッサンから始めてみましょう」とお勧めしている3つの理由。 1つは会話に文法があるのと同じく、描く事にもそれぞれの見せ方と技法が必要です。 自分で楽しく描いた絵も、人に見てもらって感想をもらえると更に嬉しいですよね。 情熱ももちろん必要ですが、絵も言葉と同じで、こういう事が伝えたい見せたいとはっきりわかる事が とても大切です。その為に、基礎形体(セザンヌは球体、円柱、角柱、円錐が全ての形の基本であるとし、自らの絵画の中に応用しています)、空間の作り方、素材感の出し方など、鉛筆の単色で描き表せる練習をします。 2つめは、「デッサン筋」を付ける。絵を描いている人の間では時々使うことばですが「デッサン筋」笑。実際に指先を使うを細かく、時には大きく使うので、手首と肩、肘辺りの筋力が必要にはなりますが、そこ迄の筋トレをしましょうという訳ではないです。どちらかというと鉛筆を持つのも筆を持つのも握力の微調整の練習。それと描き続ける忍耐力。絵を描くのはマラソンと同じ、と言ったりもしますが、ずっと同じ作業を繰り返すのはマラソンと同じで持久力が必要です。これは枚数を重ねるうちに絵を描く持久力も備わってきます。この握力の調整と、絵を描く持久力を合わせて「デッサン筋」を身につけて頂ければと思います。 最後は、基礎力を利用した応用の方法を考えること。基礎デッサンはあくまで方法なので、それをどのように応用して自分の描きたい言いたい事に繋げるのか。写真を利用したり、自分で情報を集めるとこも、身の周りのものを見つめ直す事も必要になってくるかと思います。 そうしているうちに、生活の中に「絵を描く」という時間が馴染んでいく、というのがデッサンをお勧めしている理由です。 あっ、11月は体験教室が無料です!笑

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